
レクレーションの大切さが記されていましたので参考に。
■脳の活性化のため
脳の活性化により判断力や注意力なども向上し、これによって日常生活でのミスやトラブルを避けることもできるでしょう。そのため、レクリエーションで脳の活性化を促すことは大切です。
■コミュニケーション能力を低下させないため
レクリエーションは1人ではなく、複数人で行うものが多いです。利用者同士で交流によってコミュニケーション能力の維持や向上といった効果も期待できます。
人とのコミュニケーションは大きな刺激となり、脳機能の活性化だけではなく、交流が楽しみとなり、生きがいが生まれたり、日々の生活にハリが出たりすることもあります。
また、コミュニケーション能力の向上によって、人付き合いが保たれ、詐欺などのリスクを未然に回避できたり、会話にも積極的になり家族との関係を円満に保ちやすいなどのメリットもあります。コミュニケーション能力は心身ともに健康的な生活を送るためには重要なものであり、その能力の低下が防止できることはレクリエーションの重要な効果といえるでしょう。
■身体機能を向上させるため
レクリエーションには、身体機能を向上させる効果もあります。レクリエーションの種類はさまざまであり、軽い運動をすることもあります。
日常生活の動作だけでは運動として不十分なことも多いため、レクリエーションで体を動かすことで、身体機能の維持や向上などの効果が見込めるでしょう
特に体が動かないことで外出が減り、運動量が少なくなってさらに体が動かしづらくなるなど、負のサイクルに陥ってしまうこともあります。身体機能を向上させることで、運動や外出などの意欲もわき、これが日々の生活を送るうえでのハリにつながることも多いです。
参考:『ケアスル介護』より

ADL(日常生活の動作)とQOL(生活の質)を上げる
身体機能の向上を目指すリハビリテーションの意味も含めたレクリエーションは、ADL(日常生活の動作)を高める目的があります。そして、脳機能や身体機能が活性化し、他者とのコミュニケーションも増えていくと、毎日の生活の質も向上していきます。QOL(Quality of Life=生活の質)とは、どれだけ人間らしく、生きる喜びや楽しみを見出しているかという概念で、現在の介護では非常に重要な考え方です。

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